将棋の棋戦とは?優勝最年少は藤井聡太五段!スケジュールや序列も様々

   


最近将棋界が盛り上がっていますね。

羽生善治さんの国民栄誉賞授与式が行われたばかりですし、ひふみんこと加藤一二三さんも相変わらずバラエティーを中心に活躍しています。また漫画3月のライオンがアニメ&映画化されて、こちらも大人気です。

そんな中、今日は藤井聡太五段が史上最年少で棋戦優勝を果たしました!

藤井聡太さん、私より一回り以上年下なのにとても落ち着いた雰囲気。しかもプロとして活躍していていつも感心してしまいます。自分が15歳のときを考えると一生かかっても追いつけそうにないすごさです。

ところで「最年少で棋戦優勝」と言われていますが、そもそも棋戦とは何のことでしょう?

 

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棋戦ってそもそも何?大会スケジュールも調べてみた

棋戦とは、将棋のタイトルや優勝を争う大会のことで、主にプロのものを指します。

プロ棋戦のうち対局結果が記録として残るものを公式戦(または公式棋戦)と呼び、その中でさらにタイトル戦一般棋戦に分かれています。将棋界ではタイトル戦が特に重要視されているのですが、竜王戦や名人戦など確かに名前をよく聞く大会が名を連ねていますね。

スケジュールはトーナメント戦やリーグ戦を含めるとほぼ1年に渡り開催されていますが、竜王戦は10~12月、名人戦は4~7月にかけて例年タイトル戦(番勝負)が行われているようです。他のタイトル戦は王将戦1~3月、棋王戦2~3月、叡王戦3~5月、棋聖戦6~7月、王位戦7~8月、王座戦9~10月……となっていますので、ほとんど1年中いずれかの大会でタイトル戦が開かれていることになりますね。

スポーツには大抵オフシーズンがありますが、将棋界は棋士もファンも年中無休といったところでしょうか?すごいです!この他に一般棋戦もありますから、本当に1年中将棋を楽しむことが出来るんですねえ。

ちなみに今回藤井五段が優勝した朝日杯将棋オープン戦は一般棋戦に属し、予選が7~11月、本戦が12月~翌年2月となっています。

 

藤井聡太

 

歴代の最年少記録は?羽生善治、加藤一二三の名前も!

藤井五段が史上最年少で棋戦優勝したと聞くと、他の最年少記録も気になります。

様々な最年少記録がありますが目立つところでは、名人最年少挑戦は加藤一二三さんの20歳3ヶ月、竜王最年少挑戦・奪取は羽生善治さんでそれぞれ19歳1ヶ月と19歳3ヶ月だそうです。

今回藤井五段が記録した最年少棋戦優勝(公式戦優勝)ですが、こちらは加藤一二三九段の15歳10ヶ月が以前の記録で、63年ぶりの記録更新となりました!

63年ぶりの記録更新を祝福するひふみん。私にはフィギュアスケートで66年ぶりにオリンピック連覇を達成した羽生結弦選手を祝福するディック・バトンさん(前回連覇した方)が重なりました。偶然にも同日ですし!

そういえばネット上では羽生(はぶ)羽生(はにゅう)が飛び交う、非常に紛らわしい1日でもありましたね(笑)

 

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大会の序列は賞金によって決まる!

タイトル戦と一般棋戦ではタイトル戦が重視されるということは前述しましたが、タイトル戦の中でも序列がありまして……

  1. 竜王戦
  2. 名人戦
  3. 叡王戦
  4. 王位戦
  5. 王座戦
  6. 棋王戦
  7. 王将戦
  8. 棋聖戦

という順になっています。やっぱり竜王戦と名人戦が高い!この2つは将棋を知らない人でも知っていそうですもんね。

この格付はどうやって決まっているのか?というと、スポンサーからの賞金額で決まるようです。

じゃあどれくらい金額に差があるかというと、賞金額は公表されていません。しかし一番高い竜王戦は推定4200万円、一番低い棋聖戦で推定300万円と言われています。推定とは言え、日本将棋連盟のホームページで棋戦一覧を見ても左上の竜王戦から順番に載っているので、ほぼ間違いないのでは?

ただ序列関係は微妙なところがあって、例えば賞金額が上の竜王戦歴史のある名人戦の序列はファンでも意見が別れるとのこと。歴史があると格上な感じもわかります。どちらが上かは難しいところですね。

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